ヨガ教室では得られなかった感覚
こんにちは!のびおです~
福島に戻ってきてから、河川敷に行くことが日課になったんですよね。
もともと自然の中に身を置くのが好きなタイプだったけど、ある日ヨガマットを持って河川敷に寝転がった瞬間、ふっと自分の内側が開いていくような感覚に包まれたんです。
川の流れる音。
草の匂い。
太陽のじんわりとした熱。
風が肌をなでる感じ。
どこまでも青い空。
その全部が五感を優しくノックしてきた瞬間、「あ、私、今、呼吸してる」って、当たり前のことにハッとしたんだよね。
この感覚は、何度も通ったスタジオのヨガでは得られなかった。
形にとらわれず、自然のリズムに身をまかせる感覚。
そこから生まれたのが、私が名づけた「ナチュラルヨガ」だった。
今日はナチュラルヨガについて綴っていきます。
ナチュラルヨガとは?自然とストレッチが始まる不思議
ナチュラルヨガってなんなの?って言われたら、私はこう答える。
「自然の中で、何も考えずにただその場にいる。それだけで、勝手に体がのび始めるヨガ」
ヨガのポーズを思い出す必要も、順番通りにやる必要もない。
何なら、ヨガマットもなくていい。私はたまたま持って行ってただけ。
体の声に耳を澄ましていると、あ、肩こってるな、とか、腰の奥に重さあるな、ってわかってくる。
で、その感覚に従って、ゆっくり体を伸ばしていくと、深〜く呼吸が入ってきて、気づいたら「ヨガになってる」って感じ。
不思議なんだけど、自然の中にいると、ちゃんと自律神経って整うんですよね。
理屈とかじゃなくて、「あ、いま私、交感神経が下がって副交感神経が優位になってるわ〜」みたいな(笑)
自律神経の調整は「心の解放」から始まる
ナチュラルヨガで一番変わったのは、「心の自由度」。
スタジオでのヨガは「時間」「順番」「ポーズ」っていうルールがある。
もちろんそれは大切だし、集中力もつく。
でも私にとっては、その“型”が逆にストレスになっていたのかもしれない。
ナチュラルヨガをしていると、最初は呼吸に意識を向けてたつもりが、気づけば空をぼーっと見つめていたり、虫の音に耳を傾けていたりする。
「無」じゃないけど、「コントロールを手放してる状態」。
そうすると、不思議なことに心が軽くなるんですよね。
で、その軽さの中で、自然と「じゃあちょっと背中伸ばしてみようかな」「腰まわしてみるか」って動きたくなる。
頭で考える前に体が動いてる。
つまり、自律神経が“整えられる”んじゃなくて、“勝手に整ってる”。
これが本当に気持ちよくて、病みつきになった理由なんだと思う。
都会でもできるナチュラルヨガの始め方
「それ、福島だからできるんでしょ?」って言われそうだけど、実は都会でもできるんですよ。
たとえば――
・朝の公園で少しベンチに座る
・お昼休みに木陰で目を閉じて呼吸する
・週末、ちょっと遠回りして川沿いを歩いてみる
それだけでも、ナチュラルヨガの入口には立てる。
重要なのは、「心のスイッチをオフにする時間」を確保すること。
SNSも通知も、ひとまず置いておいて、自分の五感に集中する。
風が肌に触れる感覚とか、太陽がまぶしいって感じる瞬間とか。
そういう“原始的な気づき”が、今の私たちに一番必要なんじゃないかと思う。
私は結構いろんなアイデアが浮かんでくるほうなので以前東京に住んでいた時は、部屋のフローリングを土に見立ててYouTubeで『自然の音』を流し続けていました。自然がないなら作っちゃえばいいじゃん。という発想です(笑)
【のびおまとめ】がんばらなくていい。自然が整えてくれるから
ナチュラルヨガを始めてから、「がんばらなきゃ」って思う時間がすごく減った。
それまでは、朝のルーティンとか、習慣化アプリとか、いろいろ試してたけど、結局「自分を奮い立たせる」ってこと自体がもう交感神経を刺激してたんだと思う。
今は、「今日は河原いこっかな」「風気持ちよさそうだからベランダ出てみよ」くらいの軽さで、自分の内側とつながる時間を持ててる。
自律神経って、“整える”ものじゃなくて、“整ってる”もの。
その感覚を知るだけで、人生の質って本当に変わると思う。
がんばる前に、まずは自然に五感をゆだねてみて。
必要なものは、ちゃんと体と心が教えてくれるから。
少しでも皆さんの考え方から柔軟になりますように。
人生一度きり、楽しんでいきましょ!!