こんにちは、
日々自律神経と対話しているのびおです〜
皆さん、歩いている時や電車に乗っている時スマホ使いますか?
スマホで何をしていますか?
この前、新宿で待ち合わせをしている時や電車に乗っている時にふと周りの人たちを観察してみたんですけど、日本人のほぼ100%の人が歩きスマホに電車スマホしていたんですよ。よく歩きスマホは危ないから辞めなさいとか言いますけど、危ないからダメとかではなく、歩きスマホに陥ってしまう原因ってなんだろうって考えた時に自律神経のレンズを通してみることにしたんですね。そしたら日本人特有の自律神経パターンに陥っているかもしれないな〜と思ったので今回はそのようなお話をしていきます。
自律神経の二極化
私がその日、待ち合わせをしていたのは新宿駅中のマルイ本館ビル地下一階の入口前でした。時間帯は夕方6:30頃。確か火曜日だったと思います。せっかくの待ち時間でこれだけ沢山の人が目の前を通るのだから少し観察してみよーと思い観察していたところ、日本人のほぼ全員が下を向いてスマホと睨めっこしていました。しかもその表情は険しい顔をした人や無表情の人で溢れていました。何故こんなにも目の奥が死んでいるような人が多いのだろうかと疑問に思ってしまいました。スマホには確かに依存性が強くあります。何もすることが無ければとりあえずスマホを触ってしまう人が大半だと思います。ただ、歩く時までそうせざるを得ないという点を踏まえると私はスマホに逃げたくなってしまう精神状態なのでは無いかと考えたのです。自律神経には3つの状態があり、闘争(逃走)心に溢れる交感神経優位の状態、安心(安全)を感じる腹側迷走神経優位の状態、拒絶(硬直)を表す背側迷走神経優位の状態です。そして、スマホに逃げてしまっている人たちはこの真ん中の安心安全が抜け落ちていて交感神経か背側迷走神経のどちらかが優位になりやすい人あるいはこの両方を行ったり来たりしている人達なのでは無いかと推測しました。
あくまで私の推測なので当たっているかは別として、もう少し細かくその特徴についてお話していきます。
交感神経優位の人の特徴
交感神経とは身体や脳を活性化させて興奮状態にさせます。短期的に集中力を上げたい場合やパフォーマンスを上げたい場合には非常に効果を発揮してくれる状態です。
でも、それって仕事帰りの歩いている時間に必要でしょうか?
・仕事終わる時間が予定より遅れた
・何時何分の電車に乗らないと行けない
・家に帰ってもやる事が残っている
恐らくこういう思考を常にお持ちの方は交感神経優位になりやすいですね。自分を常に奮い立たせて何かと闘っているんです。そういう人は自然と早歩きになり当然余裕なんてなくなっていきます。表情は険しく、そんな自分を落ち着かせるために自然とスマホを触っている可能性がありますね。
それか、逆にスマホでも交感神経を刺激することをしているかもしれません。仕事に関するやり取りや調べ物など。
背側迷走神経優位の人の特徴
背側迷走神経とは副交感神経のひとつで周りの世界との拒絶や硬直を表します。例えば、高い所では怖くて身体が固まってしまう事や体調が悪い時に布団にくるまってしまう事がこれに該当します。身を固めることで自分と周りの世界を乖離させて身の安全を確認しようとするのです。交感神経優位になりすぎてしまった人が反動でこういう状態になることも珍しくありません。また、人間不信で自己肯定感が低い場合、鬱等の精神疾患を患っている場合も背側迷走神経優位になりやすいです。
こういう人達はスマホというのがある意味現実逃避できる夢のような媒体なので手放さずにはいられなくなるでしょう。
私が観察していたのはほんの15分前後でしたが目の前を通る人達は交感神経優位の人と背側迷走神経優位の人のほぼ二極化になっていた気がします。
新宿という町に集まる人たちがそういう状態になりやすいのかもしれません。
歩きスマホは国民性の違い
観察していてもうひとつ気になったのが国民性の違いです。私は先程から日本人に着目してお話していますが、新宿という町は海外の人もかなり多く歩いています。しかし、海外の人達は殆ど全員がスマホを持たずに幸せそうに歩いていたのです。もちろん、観光で来ている人たちも多いため精神状態に違いはありそうだが、そもそもの国民性の違いもあるのではないかと考えます。
日本人は海外の人と比べると、周りの人への関心が薄く、交流を必要以上に持ちたがらない傾向にありますよね。鎖国していた時代もあるくらいですから。そのうえ日本は大和魂という日本国民としてのプライドもあり、繊細で敏感な生き物です。でもこれって自律神経で言うと背側迷走神経の状態なんですよね。例えば日本の場合、犯人に急に襲われた時に抵抗できない人が多いと思いませんか?
正確な統計を取った訳ではないですが、私の主観だと海外の人よりも日本の人は恐怖の時に声も出せなくなるほど硬直してしまう人が多いと考えています。
つまり、日本人という特性が背側迷走神経優位にさせやすくしてしまっているのかもしれません。
のびおの感想
色々な人を見るとたくさんの気づきを得られるのでとても面白いものですね。
大前提、私は歩きスマホの人達も交感神経優位の人も背側迷走神経優位の人も悪いとは思いません。まぁ歩きスマホは世間的に良くは無いですが、(笑)
大事なのはスマホを触っているという事実からどういう事が読み取れるのか。
今回は自律神経のレンズを通して見たので基本的には自律神経の状態分析がメインになりましたが、その結果、日本人の自律神経が乱れやすいのは生活環境など依然に国民性が大いに関係していると予想することが出来ました。
だから自分をもっと奮い立たせようと交感神経優位になってしまう人が一定数いるのも納得です。生真面目な性格だと尚更、背側優位の自分が許せなくなってしまうんでしょうね。
だけど自律神経で1番安心安全な状態は腹側迷走神経が優位に働いている状態の時です。この時は人との関わり、社会との関わりを心から安心出来る状態なんです。
そして自律神経は絶対に無理して調整することは不可能です。自律神経は頭で思考するよりもっと内部から本能的に感じて現れるサインなので自然に身を任す事が大切です。
特に新宿という町は沢山の情報に溢れかえっていますから、自律神経を調整するには自然の環境に身を置いたりスマホを手放したりして自分の心を解放する事が重要かもしれませんね。
今を生きる人たちには、そういう自然体な「人間らしさ」がもっと備わって欲しいなと心から思いますm(_ _)m
人生一度きり、楽しんでいきましょ!