なぜ私は「夕日」に惹かれるのか?

夕日って、不思議と人を立ち止まらせる力がある。
忙しい日常の中で、空を見上げる余裕なんてあまりないのに、夕日のオレンジ色の光が視界に入った瞬間、つい足を止めてしまう。

そんな私が今回心を奪われたのは、新潟県新発田市にある「藤塚海水浴場」だった。気の向くままに海沿いをドライブしていたとき、偶然たどり着いた場所。正直、この日の目的地は特になかった。言ってしまえば“流れのまま”。

でも車を停めた瞬間、目に飛び込んできた景色に思わず息を呑んだ。
広い海と空、そしてゆっくりと沈んでいく太陽。気づけば私はその場に立ち尽くし、夕日が完全に沈むまで見届けていた。

「なんでこんなに惹かれるんだろう?」
そんな問いかけを自分にしながら、心の奥で大切な気づきを得ていた。


藤塚海水浴場で感じた「地球も生きている」という実感

夕日を眺めていると、不思議と「地球って生きてるんだな」と思えた。
私たち人間だけが生きているんじゃない。海も空も風も、この大きな星の営みの一部なんだと実感した。

そう考えると、私たち人間は“生かされている存在”に過ぎない。地球という大きな命の上で、ほんの一部を担っているだけなんだ。

だからこそ、私は思った。
「もっと多種と共存していこう」
「この星に恩返ししていこう」

自然からのエネルギーを受け取るだけでなく、私たちができる形で返していきたい。たとえばゴミを減らすとか、環境にやさしい選択をするとか、小さなことでもいい。そうした循環の中で人も自然も満たされていく。

ヒトと自然が互いに豊かさを与え合う。
そんな生き方を、私は大切にしたいと思った。


夕日が教えてくれた「胸を開く」感覚

夕日を眺めていたとき、自然と胸を広げて空を見上げたくなった。
この動作が、ものすごく気持ちよかった。

普段、私たちは前かがみになりがちだ。パソコンやスマホを見る時間が多くて、肩や胸が閉じたままの姿勢になってしまう。そうなると、呼吸も浅くなり、気持ちまで縮こまってしまう。

でも、この海の上の夕日を見た瞬間は違った。
胸を開き、空を仰ぎ、自然の光を全身で浴びる。そのとき感じたのは、「これこそ今の自分が欲していたストレッチなんだ」ということ。

自然はいつも、私の体と心が何を求めているかを教えてくれる。
「もっと息を吸い込め」
「肩の力を抜け」
「空を見ろ」

夕日はまるで、そんなメッセージを投げかけてくれていた。


【自然から学ぶ生き方】心と体を満たすヒントは外にある

私はよく冒険に出かける。と言っても、大げさなものじゃなく、ただ「気になるから行ってみよう」と思った場所に足を運ぶだけ。

その理由はシンプルで、自然がいつも新しいヒントをくれるから。
都会で生活していると、どうしても「効率」や「目標達成」にばかり意識が向いてしまう。でも自然の中に身を置くと、そんな“直線的な思考”から解放される。

夕日を見て感じたのは、「人生もこうやって自然と共存するように進めばいい」ということだった。一直線じゃなくていい。少し寄り道したって、回り道したって、その先で思いがけない景色に出会える。

大切なのは、自分の心と体をちゃんと満たすこと。
そしてその満たし方のヒントは、たいてい自然が教えてくれる。


まとめ:夕日は私に「生きる姿勢」を教えてくれた

藤塚海水浴場の夕日は、ただきれいな景色ではなかった。
そこには「地球も生きている」という大きな気づきがあり、
「人と自然は共に満たし合える」という確信があり、
そして「胸を開いて空を見上げる」ことの心地よさがあった。

私はまず、自分自身をしっかり満たしたい。
そうすることで、自然や他の人たちに還元できるような循環をつくりたい。

夕日を見ながら思った。
「そうだ、私はそのためにここにいるんだ」

だから、これからも冒険を続ける。
自然の中で、心と体に問いかけながら。
そして、その答えをまたこうして言葉にして伝えていきたい。

ぜひ皆さんも夕日を見て感じることがあればコメントで教えてほしい。

人生は一度きり、みんなで楽しんでいこう。