みなさん誰かに「相談」ってした事ありますか?

多分、1度くらいはしてますよね。

恋愛や仕事、人間関係、色んな事を日々悩み誰かに相談しているかと思います。

ただ、相談は得意な人がいる一方で中々出来ない人もいますよね。私も出来ない人間でした。まあ、私の場合は出来ないと言うよりはなるべくしないようにしていました。自分の問題だし、自分で解決しよ〜って感じで。

そんな私が段々と「相談」についての考え方が変わり、気づいたら人生の幸福度が爆上がりしていた体験をお話していきます。ですので、みなさんもこれを機に「相談」についての奥深さを1度考えてみてください。

相談しないがカッコいい

私の中にはずっとこの感覚がありました。自分の人生だし、自分の問題だし、他人に言う必要ないな〜って。なんか美学みたいな感じでしたね。

私はふたご座なんですけど、なんでもふたご座は秘密主義らしくてあまり人に自分の事を話したがらないらしいです。後付けみたいにはなりますが、なんか分かるなって思いました(笑)

あとは、人に迷惑をかけたくないって気持ちも結構強かったです。なんか相談ってあまりポジティブな内容ではない事が多いので相手に嫌な気分にさせてしまうのではないかと思うと1人で抱えることが多かったです。

だから昔から何かを選択する時に誰かに相談することってあまりなくて、本当に自分の直感や頭で考えて納得させて自分で決めてましたね。ある意味自律はしていたのかな。

相談する人 しない人

そもそも私はある程度自分で決めることが出来ていたから、相談したところで〜って思いもありましたね。あとは、この人に言っても大していい返答は無さそうだなって思うことも多かったです。だから、自分が求めている正解を教えてくれそうな人には相談していたかもしれません。男性は結構私みたいな人多いのではないでしょうか。

反対に女性は結構出口の見えない相談を繰り返ししている印象が強いです。なのでそういう人には相談しませんでした。

相談する人の周りには人が集まる

男性より女性の方がコミュニケーションスキルが高いと思いませんか?

男性は割と一匹狼の人も多くいますが女性は常に誰かと一緒に居がちですよね(偏見も入ってます)。

これは女性の方が誰かに相談する回数が多いからだと考えます。私は相談することによって相手へ迷惑をかけてしまうと思っていましたが、実は逆なのでは?と思うことが増えました。それは相談される側の気持ちを考えた時です。私の知り合いでやたら相談される男性がいました。その人は相談される度になんか凄く嬉しそうに相談に乗っていたんですね。しかもその2人の間柄を観察しているとお互いめちゃくちゃ信頼しているんだな〜という事が伝わってきたんです。つまり、相談されるって事は信頼しているって事を表しているのかもなって思ったんです。

そこで私自身に振り返ると、私は殆ど誰からも相談された事がありませんでした。そりゃそうですよね。自分が相談しないって事は自分を開示していない訳で、そんな人の事を信頼して話を聞いて欲しい人なんていませんよね。

これは仕事をしていても凄く重要な事だと思うんです。ちゃんとコミュニケーションを取って円滑に業務を進めるためには「相談」って実はものすごく重要なスキルなのでは!?って思うようになりました。

『相談』を使いこなす

相談についての可能性を感じた私は1冊の本を手にしました。相談する力

ここには私の実体験から感じたことやその先の相談が秘めている効果が綴られていました。中でも今後に生かせると思ったのは「相談」を使いこなすという事です。

具体的には、相談する人を選ぶ事や相談の仕方を考えること、相談する目的を決めること等です。これまでの私の経験により相談する事自体は必要かもと思える所までは行きましたが、ただ闇雲に誰ふり構わず相談すればいい訳ではありませんでした。ですので、その本に書かれている内容も熟読した上で私なりの気づきをご紹介していきます。

相談する目的を最初に考える

これが1番初めに来るかなと思います。そもそも何故相談するのか?

行き詰まった仕事の課題を克服させたいのか、恋愛を成功させたいのか、その相談相手とより親密な関係性を築きたいのかによって、その先の相談する人や仕方が大きく変わってくるからです。だからまず初めに相談する目的を決めることが重要です。

相談する人を選ぶ

目的が決まれば次に人です。仕事の課題を克服したいのにそれを恋人に相談はしません。まあ愚痴を言うだけとかなら有り得ますが、課題解決を本当にしたいのであればその道のプロに聞くのが1番効率的です。逆に恋人ともっと深い信頼関係を築きたいから他愛もないことでも相談し合って話し合える関係性を構築するでしょう。このように目的が決まっていればそれに相応しい相手は自ずと見つかります。

また、課題解決の為の相談であれば相談する人は自分より「ちょっと上」の人を選ぶのもポイントです。あまりにもプロすぎる上の人の意見は自分の現在地とのギャップが大きくて実践に移しにくいことがあるからです。なので、ほんの少し自分の道の先にいる人たちに相談する事が重要です。

相談の仕方を選ぶ

人が決まっても伝え方を間違えてしまったら目的を果たせないケースが出てきます。上司に仕事の課題解決の為の相談をしたいのにその意図が相手に伝わらなかったら勿体ないですよね。よくありがちなのが「~について教えてください」これ危険です。

まずは自分の目的と現在の状況を伝えましょう。

例えば、毎月○○万の売上を出したいのに、現在は△△万しか出せていません。○○出すために今までこういう行動を取って来たのですが、他に出来ることはありませんか?と相談するとどうでしょう。

先程の○○万売り上げ出す方法を教えてくださいって言うよりよっぽど的確な答えが返ってくると思いませんか?しかも相談される側も目的や現在地を教えてくれた方がその人に信頼を抱きやすいですよね。その信頼関係からひょっとしたら課題解決だけでなく、また新たなビジネスチャンスが生まれるかもしれません。

『相談』スキルで手に入ったもの

仕事の成果

私は社会人一年目に営業成績で上位5%に入ることが出来ました。振り返ってみると当時は休日にひたすら上司とミーティングを組んでもらい、現在のアクション確認と今後のアクションプランを練っていました。実際に私の掲げていた目標を達成している人達からお話を聞いていたのでどれも具体的で行動に移しやすかったのを覚えています。

信頼関係

これは主に同じ店舗で働くスタッフ間で感じました。先程、一年目に上司とひたすらミーティングをしたと言いましたが、この上司達は全員他店舗の店長達です。同じ店舗のスタッフには相談していませんでした。それは自分の目的がとにかく自分の営業成績をあげるためだったからです。結果的にそれで数字も着いてきましたし、間違ってはなかったと思います。ただ、周りの身近なスタッフたちに支えられていた事も事実です。だからそのスタッフ達と信頼し合えないと幾ら1人で数字を出しても店舗として意味が無いなと思うようになりました。そこで始めたのが店舗スタッフへの「相談」でした。正直困ってる事や本気でアドバイスを求めたい事はありませんでしたが、それでも「あなたを頼ってます」というメッセージを送るだけでも私に対する周りの反応は大きく変わっていき、私の成長を一緒に喜んでくれる人が増えました。また、私もスタッフの成長を一緒に喜べるようになりました。

価値観の合う仲間

「相談」がまた次の「相談」を招き、気づいたらどんどん人の輪が広がっていきまきた。相談の1番の良いところはこれかもしれません。相談することで相手が、私と別の人を繋げてくれるようになるのです。より私に合いそうな人を数珠繋ぎでどんどん紹介してくれるようになりました。その結果、今の私とお付き合いのある人達は志が同じ方向を向いている人たちばかりで一緒にいてとても刺激を貰いつつ居心地が良いです。

最後に

「相談」というのは誰でも出来ることで、皆が当たり前のようにやっている事だが、その効果や使い分けを理解した上でやるのと何となくやるのとでは大きく違うことが分かりました。何となく出来ていた部分もありましたが、私は「相談」をひとつのスキルだと思い、意図的に使い分けることで今までより遥かに豊かな人生をおくれるようになりました。今の段階でそう思っているので今後はもっと幸せになるでしょう。

みなさんも「相談」というスキルを磨いて、ぜひ自分の人生をより豊かなものにして頂けたら嬉しいです。

人生は一度きり、楽しんでいきましょう!!